昨年12月15日、東京は春日の尚美ミュージック&メディアアーツ専門学校より、管楽器専攻の学生のみなさまはを対象としたアレクサンダー・テクニーク講座に講師としてご招聘頂きました。
6月にも一度、BodyThinking 講座にご招聘頂いており、前回に続いてとても温かく、そしてヴィヴィッドな興味好奇心を以てお迎え頂きました。そのときのことは、以下よりどうぞ。
管楽器奏者のための BodyThinking @ 尚美
・ワークショップレポート
・参加者の声
今回は、まだ仮免許の私ですが20人を超える大人数の講座を教える機会を頂き、とても良い経験になりました。しかしまあ、学生の皆さんは若くて感性がするどいし吸収が速い!繊細な動きの違いもしっかり感知して、みんな即座にそれを演奏に応用してのけており、自らが成し遂げた音の変化やテクニックの向上に自分でびっくりされていました。
でも一番びっくりしたのは、そんなみなさんを見ていた私の方です。
本当に愉しかったです。ありがとうございました。
今回はとても興味深いフィードバックを頂きましたので、
受講者のみなさまの声をここにご紹介致します。
和田紗季さん(ファゴット)
意識するだけでこんなに変わるのか!と感動しました。これから毎日これを使ってリラックスや良い音色をできるようになりたいです。緊張のことについてもよく分かりました。レッスンや発表会でも意識したいです。実際に体験すると、自分を苦しめていたクセがあったのも分かったし、すぐに直ったので、参加してとても良かったです。これからも意識して使って行きたいです。ありがとうございました!
山田亜由子さん(クラリネット)
身体が硬く感じたり、指に力が入ったまま速いフレーズを吹いてしまう自覚があるのに、自由に動かせず長時間吹いていると右腕が痛くなるといったことを改善したく参加しました。参加して、頭の位置や腕のついている位置を意識することでリラックスできると感じました。血流の変化もあり、今までより自然に吹けるのではないかと思っています。冷え性で悩んでいたことまでまさか解決の糸口が見つかるとはおもっていませんでした。横隔膜のこと等、知らなかったことばかりでとても参考になりました。
青木文美さん(クラリネット)
前回の講座がおもしろかったのでまた参加しました。頭を動かすこと、ムダなことをせず関節だけを動かすように意識すればもっとラクに演奏できるようになると思いました。楽器の持ち方や姿勢等などを意識するだけで楽器の響きが良くなったり、フレーズがなめらかになるのが、自分だけでなく他の人にも起きているのを感じて少し驚きました。演奏以外の普段の生活にも役立ちそうです。
中村駿さん(ユーフォニウム)
体験してみて、見ため以上の効果があると実感できました。学校へ指導に行く時に参考になります。頭の場所を意識する、というだけで体全体が非常に楽になりました。楽器を吹く時もリラックしてやれそうです。
森雅人さん(ホルン)
前回も参加しており、アレクサンダー・テクニークに興味があるので参加しました。姿勢についてはネットや本などで色々と知識を得ていましたが、今回の口座で、その姿勢へもっていく道筋というか、どういったことを意識すれば結果的にその姿勢へ導く事ができるのかがよく分かりました。自分なりに考えていたことと、バジル先生のおっしゃっていることの多くが共通していてホッとしました。これからはもっと深めていって色々な場面に応用出来るようにしたいです。新たな発見があり、とても良かったです。
瀬古みず紀(サックス)
とても面白かったです。本番の時に緊張しないですむ方法が分かりました。とにかく頭を動けるようにしてあげることを心がけようと思います。
石山佳奈さん(サックス)
演奏をする時の体の仕組みに興味があり、また左手の痛みが気になっていて参加しました。参加してみて、スムーズに力まずに演奏ができるようになりそうです。ありがとうございました。
荒川清香さん(サックス)
前回参加して、すごく良かったのでまた参加しました。普段の姿勢も良くなりそうです。上手くいかないときに、テクニック的なことだけではなく、頭のイメージを意識的に持つと良くなりそうですし、精神的にもポジティブになれそうです。どうしてうまくいかないんだろう、とイライラしたときや、どうしたらいいかわからないときに、技術的なことばかり考えて余計に力が入り、楽器を握る力も強くなっていました。おそらくその時に頭から下に圧力を作って知らず知らずのうちに自分で自分を苦しめていました。ですが、楽器を吹く以前の問題で、体の意識を変えるだけで、あるいは体に意識を向けるだけで、直ることも多いと気付きました。これから毎日意識して身につけたいです。ありがとうございました!またお願いします。
T.M.さん(トランペット)
個人レッスンをバジル先生に習いにいって学んだ事の再確認が出来て、自分の中の考えと体を整えることができました。異なる楽器の参加者たちの質問に対しても、自分に活かせそうな答えがありました。他の人達の見た目の変化が見えてびっくりしました。
M.U.さん(クラリネット)
前回も参加して分かりやすく色んなヒントを得られていましたが、消化しきれていないものもあったのでまた参加しました。体が硬くなりすぎて指が動かなくなってしまうことが多いのですが、これからは「硬くならないように」ではなく「頭が動くようにしてあげよう」と意識することが大事と知れて、少し意識するだけでも変わるかも、と希望が持てるようになりました。腹筋の使い方や緊張した時への対処、頭の位置等が参考になりました。
I.M.さん(ホルン)
自分の良い音を見つけたくて参加しました。息の通り道をしっかり作ってあげて、息を上手に使う事に活かせそうです。肩のコリも取れそうですし、高い音にもとても活かせそうです!
W.K.さん(トロンボーン)さん
楽器を吹く時に今でとは少し異なる方向から考えて吹く事で、かなり吹奏感が変わりました。頭や体のことを感じながら吹いた時には余計な事(音が外れることとか、人の視線とか)を気にせずに演奏できました。頭や体を意識しながら練習してみようと思います。
M.Y.さん(フルート)
頭の重要性を知りました。無理な力を入れない事、腕も本当の付け根を意識するだけで力の入り方や構え方も変わって来る。実際に頭がふと軽くなる感じが体験できてよかったです。本当に上手なプロの演奏家は、常に自然な状態で吹いているな、と気付きました。
O.S.さん(サックス)
腰痛がラクになりそうです。頭の位置や腕の付け根の話には驚きました。腰の痛みも良くなり、呼吸もラクになりました。緊張した時のメンタル面と体の事や腹筋の使い方も勉強になりました。
H.U.さん(フルート)
前回の内容が役立ったためまた参加しました。腹筋の仕組みと姿勢について教えて頂いたので、自分のフルートの先生の教えともつながりました。これからは理解したうえで練習できそうです。体の意識だけでなく、考え方から変えることで吹き方や姿勢が変わっていくので、面白いと感じました。
A.U.さん(サックス)
自分の体の状態が分かって、体の使い方も知れました。
K.K.さん(ホルン)
立った時の姿勢がもっとラクになりそうです。他の人の違いが見られて面白かったです。復習して活用していきたいです!