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先日レッスンに来た音大卒一年目のホルン吹き。音が詰まるような窮屈は傾向が少し目立つ。音を出し並べる能力からすると、妙に響き悪い。
息を吸うときにちょっと裏声のような声が出ていること、やはり息を吸うときに上半身が動かす硬い、口元もは吹くときに音の高さに不釣り合いに唇が頑張る印象。
そういった様子から、
『口の中や喉が硬い、あるいは動いていない?』
と推測。そこで
『口は閉じておいて、いろんな変な声を出す』
ということを試してみた。口の中や喉を動かすことと音を生み出すことをつなげる狙い。恥ずかしがらずにいろんな高さのいろんな声、変な声もいろいろ出すように!
狙いは大当たり、そのあと吹いたら一気に音が響き、良くなった😍
一年近くぶりにお会いしたが、すでに非常に大幅に上達していた。それに更に大きなきっかけを与えられたかも。
本人のやる気もしっかりしている。
ひとにより開花のタイミングはすごくちがうのだな、と改めて思った。
音大にいくことを決めるその想い、音大でうまくいかなくても学びを諦めない気持ち、音大出ても上達したい向上心。
これが発動しているひとは、誰の予想よりも伸びる力を秘めている。
BasilKritzer