メルマガ読者で神奈川県大和市の「大和ウィンドシンフォニア」指揮者の渋谷仁さんから、わたしの著書「吹奏楽指導者が心がけたい9つのこと」を読んで実際に楽団の指揮や指導に活用頂いたときの体験談を頂きましたので、ご紹介致します。
。。。。。
神奈川県大和市の「大和ウィンドシンフォニア」指揮者の渋谷仁より
メルマガ配信、ありがとうございます。また、Webや書籍での情報提供、とてもありがたく感じています。アレクサンダー・テクニークの効果を実感しております。
「吹奏楽指導者が心がけたい9つのこと」を1か月ほど前に購入し読了、今は「管楽器がうまくなるメンタルガイドブック」をつい先日購入し、
読み始めているところです。
「頭を動けるようにしよう」ということ、すごい効果だなぁ!というのを実感したことが起き、バジルさんに感謝の意も込めてご連絡したく、
メールさせていただきました。
私は今年39歳になるアマチュアホルン吹きです。「大和ウィンドシンフォニア」という市民吹奏楽団に所属しているのですが、ひょんなことから指揮を担当しており、明後日に本番があります。(ちなみに、音大等での専門教育は全く受けていません。)
先週の練習時の事です。うちの楽団ではチューニングを兼ねて、合奏練の前に「基礎合奏」と称してみんなで音階のロングトーンを行っているのですが、その際にあるSax奏者が「息が持たない」「息苦しい」と言いました。「吹奏楽指導者が心がけたい9つのこと」を読んでいたので、それをふまえて次の2点を言ってみました。
「一番ラクな姿勢になってごらん。だらしないくらい崩していいから。」
「頭が動けるようにしようと思って吹いてみて。」
息苦しさは解消し、音もよくなった!
ついでに姿勢の話にもなりました。良い姿勢とはどういうものだろう? と切り出したところ、いわゆる「気を付け!」の姿勢をそのSax奏者はイメージしていたようです。そこで、股関節の話もちょこっとしてみました。
・・・こんなに崩れてていいのか!?という反応でした。
ここまでのやり取りは基礎合奏中でのことなので、奏者全員が話を聞いていた状態です。
そこで、音階のロングトーンを始める前に全員に向かって上記2点と「息を下から上へ向かって出す」「高い音に向かう時にはより一層たっぷりと
息を入れよう」を提言して音階ロングトーンの合奏を始めてみました。
。。。びっくりでした。今まででは聞いたことがない音、それも素晴らしい音が出てきたのです!! いわゆる太くて暖かい音。倍音が増え、
お互いの音が調和されている状態!
奏者のほうでも中には変化を敏感に感じてくれた人もおり、「このやり方はいいかもね!」との感想ももらいました。ほんとにすごい効果だなぁ!と私自身が実感した瞬間でした。
練習後、団で使用しているメーリングリストでバジルさんのサイトを紹介しました。団員の皆さんが読んでくれていると良いのですが。。。
明日は直前練習、明後日が本番です。「頭を動けるようにしよう」を合言葉にして進めていこうと思っています。今までに無いほど本番が楽しみです(笑)
話が長くなりすいません。先に記載の通り、私もホルンを吹いていて、極力毎日吹くようにしています。「アレクサンダー・テクニーク」という言葉は数年前から知っており、「音楽家ならだれでも知っておきたい『からだ』のこと」という本も数年前に買っているのですが、いまいち理解できず、そのままの状態で今まで吹いていました。
最近になって、バジルさんのサイトを「きちんと」見るようにし始め、自分のことを客観的に見直してみました。どうやら自分からマウスピースに向かっている傾向があるなぁ、という点と、マウスピースの圧力を抜こうとする傾向が強いなぁ、というのが自分としてわかってきました。
なので、「頭を動けるようにしよう」「楽器を持って来よう」「プレスしちゃえ!」をしてみたところ、段違いに変わったのが実感できました。
演奏として使える音域があっという間に増えたんです。もうびっくりですね!
自分でやってこれだけ変わるなら、バジルさんに見てもらったらもっと変わるんじゃないか!と最近思い始めています。
近いうちにアレクサンダー・テクニークのレッスンを受けたいなぁと思っています。
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