私がひとりのアレクサンダー・テクニーク教師として最も興味と関心を持って取り組んでいるのが、「あがり症」そして「自己否定」にまつわる問題です。
なぜなら、私自身が、実に10年もあがり症に苦しんだから!
自己否定や自信の問題に関しては、いまも自分の毎日の課題として取り組み、毎日新たな発見をしています。
私は近頃、自分のあがり症や不安の原点が、そもそも音楽を始めた時点に端を発することにようやく気がついてきています。
私は、アメリカ人ですが日本で育ち、常に見た目で目立ってきました。その生い立ちから、二カ国語を母国語とする幸運にも恵まれました。
日本で「ガイジン」であるアドバンテージを享受しながらも、心の底では「ガイジン」であることでしか認められないように感じ続けていました。
そこで、
『ガイジンであること以外で目立ち、認められ、尊敬されるようになりたい』
と思うようになったのです。その手段が「音楽」だったわけです。
自分の生い立ちや、変えることの出来ない見た目。そういった「持って生まれたもの」を『否定』することが私にとっての音楽だったわけです。
これでは、深い根源的ところで強い葛藤を内在させています。だから私にとっての、あがり症克服の探求は、自分の生い立ちと「ガイジン」であることを本当に受け入れることに最終的に行き着くことになったのです。そしてこの「受け入れ作業」は今まさに始まったばかり。これから自分がどう変わって行けるか、楽しみです。
私には、
・自己否定の苦しさが分かります。
・あがり症の辛さがわかります。
・自己受容の重要性と非常に大きな力を、綺麗事でなく、
これらの問題の解決をサポートするためには、
・強い共感
・深い理解
・決して見放さない丁寧なアプローチ
がコーチの側に必要です。
気持ちの問題とか、「おまえが甘い」とか、そういう乱暴なことを言う人ばかりで辟易しますよね…. 私は本当に自力で少しづつ自信を取り戻している方法をお伝えします。
興味があれば、ぜひ体験レッスンにお越し下さい。
お会いできるのを楽しみにしております。