エクササイズ
ステップ1
F管ホルンで、真ん中のドを美しい音で演奏する。うるさすぎず、静かすぎず。
音程を完全には失ってしまわないで済む程度に、マウスピースを唇から離して圧力を減らす。
マウスピースからの圧力を減らし、顎を下げることがアパチュアをオープンにする。
初めのドの音をここでまた吹いてみて、どんな感じがするか観察する。
自然倍音上のアルペジオをフルに満ち足りた音で演奏する。「前もって聴く」ことをしながら。(つまりドを演奏する前にドを「心の耳」で聴き、ドを吹きながらミを聴き、それからミを演奏し…というように。)
それをしながら同時に、どんな感じがするか観察する。
初めのドと最後のドが、アンブシュアの感覚においても音の質においても同じになるように目指そう。顎の位置、アンブシュアの張り、音の質がいずれも同じになるべきだ。
頭の中で観察したことを総ざらいする。次にどうしたいか、決める。
ステップ2
十分な息の支えと響きの満ちた声で歌う。
次に「心の耳で前もって聴いて」美しい音でアルペジオを演奏する。
ステップ1ではアルペジオを吹くきにアンブシュアと息がどう働くか観察した。今度はプランAを使って、必要な修正を脳が本能的にみずから息やアンブシュアに対してやってくれるようにさせてあげる。意図する音の質とこれから演奏する音の音程に集中する。そうやって演奏する時、では音がどんな感じがするか観察してみよう。
分散和音
前回と同じようなやり方でこのエクササイズにもアプローチする。今回は、スラーで下降するときに毎回なるべく顎を下ろすようにしてアンブシュアをリラックスするように努力しよう。そうすると、アンブシュアのアパチュアがオープンになり、音もオープンになって、息が音を運んでくれるようになる。「前もって聴きながら」息の流れを使って上昇スラーを支えてあげよう。 「前もって聴いて」望み通りの音が実際に出せるように、必要な身体的物理的適応が起きるための適切な指令を脳が出せるようにしてあげよう。これらの指令は、出来る限りの範囲内において、本能的であるとよい。技術的な観察は、このプロセスをサポートするために使おう。邪魔になるようなものにせず。 これらのエクササイズ全てに共通して、終ったらプランAつまり「Singing on the Wind = 息に乗せて歌う」に戻って演奏する。そうすることで新しくそして改善された技術的な理解があなたの音楽性をサポートできるようにしてあげよう。 「結論」へつづく 「たった1日でうまくなる!管楽器奏者のためのBodyThinking in 大阪梅田」 日時:10月30日 時間:10:00?17:00 参加費:¥14,000→¥10,000(メルマガ登録割引。こちら→メルマガに登録する) 定員:12名のこり5名! 会場:大阪梅田BODYCHANCEスタジオ 申込:basil@bodychance.jp 内容詳細はこちら→ワークショップの気になる内容とプログラム バジルによる管楽器のためのアレクサンダーテクニーク in 名古屋 日時:11月19日 時間:14:00?17:30 参加費:¥5000→¥4000(メルマガ登録割引。こちら→メルマガに登録する) 定員:20名 会場:名古屋市演劇練習館「アクテノン」大練習室5 参加要件:実習ワークショップのため、事後アンケート記入/提出必須。 申込:basil@bodychance.jp バジルのアレクサンダー・テクニーク・デビューです (^-^)/ Basil Kritzer ホルン&金管トレーナー。 BodyThinking認定コーチ ThinkingBody 認定コーチ 京都華頂女子高等学校音楽科ホルン科講師。 香港生まれ、京都育ち。ドイツ・エッセンフォルクヴァング芸大ホルン専攻卒業。 現在、BODY CHANCE に…