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若いアマチュアホルン吹きから届いたメールです。ご本人が大学生の頃から何度かレッスンしていて、社会人になられてからは大きな自主企画の演奏会に向けて取り組まれておられました。
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【一年間できなかったことが、本番でできた!】
『バジル先生、こんにちは。先日は、レッスンの際にいろいろなお話を聞かせていただきありがとうございました。
その時の先生からの感想を聞かせてくださいというお言葉に甘えて、演奏のご報告をさせていただきます。
レッスンして頂いた楽曲がある演奏会が無事終了しました。
自分の演奏に関して、大きな成功、いつも通りの演奏、大きな失敗 スタミナ面の成長 を経験しました。
失敗に関しては、なぜ起きたかもとても明確で、今後の練習に取り入れたい内容でもありました。なので前向きな気持ちです。
成功に関しても、練習で一度も出来なかったところが本番で初めて成功するという体験をしました。要因は解明できてませんが、1年間一度もできなかったので、録音を聴いた時の喜びは1番大きかったです。
スタミナ面に関しては、前日までの練習でセーブしたものの、当日唇がパンパンに腫れてしまい痛みも伴っていました。ゲネプロも痛くて吹けない状況で、それでやり切れるのか心配だった中、保つことができました。気合いとしか思えないです(笑)
1週間に一回練習すれば良い方という生活をしていたため、スタミナ自体は無かったです。でも、このプログラムが唇が不調の中でも保ったという現実が今後の自信になったなと感じています。
終演後、見ず知らずの方が私のところに来て
「以前同じ会場でプロのホルンの音を聞きましたが、その時よりも素晴らしかったです。プロの方ですか?ファンになりました。また演奏会があったら是非聞きたいです。」
という、この上ない褒め言葉を頂きました。
現実はそのような技術はなくても、そういう風に思ってくれるお客様が居たこと、それだけで演奏会やってよかったなと思いました。
バジル先生にお伝えいただいた、「どう転んでも次に進める」という言葉が演奏会に対するメンタルのコントロールに良い影響を与えていました。
本当にその通りになって、一年以上かけた計画だったので燃え尽きるかなと思ったら、演奏会をやる前よりも上手くなりたいという気持ちが強くなりました。
アマチュアで0から企画し、仕事との両立など全てが勉強になりました。
バジル先生、本当にありがとうございました。冒頭フレーズを吹くときに教えていただいたタンギングとひょっこりはんで強烈な緊張はしなかったです!
今後の音楽人生をどうしたいかを改めて考えさせられる演奏会となりました。
残りの回数のレッスンもお願いいたします!次はソロ曲をある程度作り上げて演奏を動画に収めたいです!今後ともよろしくお願いいたします』
Basil Kritzer