【息の吸いすぎ、吸わなさすぎ】

アンブシュアタイプ研究の源流である故ドナルド・ラインハルト(1908-1989)の奏法論。ラインハルト自身の著書『ENCYCLOPEDIA OF THE PIVOT SYSTEM(ピボットシステム事典)1964』のp.39-p.40の記述より。

【息の吸いすぎ、吸わなさすぎ】

《吸いすぎ》
息の吸いすぎは、まだ演奏が未熟なころにやりがちなものだが、プロになっても長らくやり続けているケースもよくある。どんな音量、音域、アーティキュレーションで構成されたフレーズでも、フレーズの終わりで息を追加で吐き出さないといけないのが吸いすぎを意味する。こうなっているとリラックスした演奏はとても望めない。トランペットとコルネットに一番多い。

***
《吸わなさすぎ》
息の吸わなさすぎも、プロ・アマ問わず見受けられる。息がもたず、しょっちゅう必死で吸う。どんな音量、音域、アーティキュレーションで構成されたフレーズでも、フレーズの終わりで息を必死で吸い込まないといけないのが吸わなさすぎを意味する。こうなっているとリラックスした演奏はとても望めない。低音金管楽器に多い。

***
《原因と必要なこと》
息の吸いすぎに陥っている奏者の方が多い。高音楽器と、高音楽器でなくても高音域で起きがち。理由は高音域は息の圧力は他より必要だが量は少なくなる。低音域はその逆。

吸いすぎ・吸わなさすぎを引き起こす要因と、考える必要があることは

・各自の習熟度と発展段階
・各自の楽器やマウスピースのボア、レスポンスや性質
・正しい呼吸法の指導
・正しい呼吸法とタイミングの練習
・息の圧力と量の区別
・吹こうとしていることの音域、音量、アーティキュレーション
・呼吸以外のことへの不安
・吹いている環境の音響
・演奏時の唇の圧縮の量

– – –
ドナルド・ラインハルト関係記事一覧こちら
– – –

ブログでは読めない話もたくさん!ぜひメルマガをGET♪

レッスンの申込や出張依頼などについては、こちら!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です