プラン B

ゴルフをプレーする人はグリーンに向かう際、ホールへの距離と芝の目を観察する。その次に、ボールを叩く事無く一度試し振りする。実際にパットを打つ前にどのようにそのパットを実行するか、メンタルなイメージを作るのだ。このようなメンタルイメージの使い方は、楽器の演奏にも当てはまる。

メンタルイメージを使う方法は、個々の音程が、それぞれ自体においてそして他の音との関係においてどんな感じがするか、演奏者がメンタルな像を作り上げる学習プロセスを必要とする。つまり、演奏者は自分自身の音の「地図」を産み出すのである。このエクササイズは、それ自体が学習プロセスになっており、この学習プロセスは演奏者が自身の演奏を向上させようと試みる際に伴うものになる。像が明確になるにつれて演奏能力が「意識的」になり、結果的に自分自身の演奏への信頼が大きくなるのだ。理想的には、これが「プランA」と組み合わされるべきであり、そうすることで「心の耳で音を前もって聴く」ことと、身体的な動きを「観察する」ことが同時にできるようになるのである。

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