リップトリル

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新訳:Singing on the Wind です。前回はこちら





【リップトリル】

リップトリルとは、ある音程をその倍音から隣の倍音へと、アンブシュアだけを用いて変えることでなされるトリルです。

標準的なリップトリルの練習法は、はじめはトリルをゆっくり行い、だんだんとテンポを速くしていって望みのトリルの速さに到達するまで加速させていく、というものです。

この練習には、とても根気が要ることもあるでしょう。

まずはメトロノームを使って、4分音符でやりやすい速さから始めましょう。ラクにリップトリルができるようになってきたら、八分音符に移行します。それもラクにできるようになってきたらこんどは三連符へ移行し、16分音符へとさらに移行し…というように進んでいきましょう。

もしラクに、均等にリップトリルがかけられないテンポがあれば、それ以上速くはせずに、そこに留まって練習をつづけましょう。

二つの自然倍音の間で、音が切り替わる前に、アンブシュアに抵抗を感じることができる頃合いがあります。

二つの音を素早く切り替えているのだと考えるより、その「途中のポイント」に意識を合わせて、そのポイントから上下に動くことがトリルであると考えるのも助けになるかもしれません。

リップトリルの練習は、少量を頻繁に行うのがよいでしょう。

いつも、美しい音で。


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つづく
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