感動できなくなった、学生時代

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わたしはドイツの音楽大学に在学してホルンを5年間勉強していました。





しかしその5年間のほとんどの時間において、
ホルンを聴くことにほとんど感動を感じられない状態になってしまっていました。



原因は、

「自分のホルン吹きとしてのレベル」への不安や失望

だったと思います。



さらに進めて、

『そこまで不安になったり、強い失望をしてしまうくらいの過度な期待を持ってしまう原因は何なのか?』

と言われると、

それはもうわたしという人間の生まれそだった環境や時代、生まれ持った遺伝的特性、そして生きていくなかで経験していった出来事など、
「わたしを形作った、いろんな物事」なんだと思います。

そういう自分とは、一生かけて向き合い、取り組んでいきます。



しかしながら、

いま、ホルン大好きです。
毎日のようにいろんな奏者の演奏を聴いています。

Facebookだと、知らなかったプレイヤーの、生演奏の、しかもすんごい超絶技巧の映像などが、
放っておいても目に入ってきたりします。

自分とのあまりの差に、心のどこかで泣きそうになりますが(笑)、
でもそういう他者との比較からくる落ち込みよりも、

「うお〜すげ〜!」
「うひょ〜楽しい〜!」
「ホルンええなあ」

という気持ちの方がたくさん感じられます。



音大を卒業したのが、10年前です。

音大在学中には、こうやってホルンのことを純粋に楽しむ・愛する気持ちを感じられる自分は、想像できませんでした。

いや、音大を出て数年経った頃の自分と比べても、
全般的に音楽に対してまた感動できる自分に変化しているのが分かります。



こういう、素直な気持ち。純粋な気持ち。

子供のときやティーンエイジャーのとき、持ってました。

で、一度は見失いました。
見失ったことに深い悲しみを覚えながら。

でも、また感じられるようになりました。



これは、ずーっとあった気持ちにまた触れられるようになったということなのか、

それとも完全に失ったものを、また新たに作り直したのか。

まだぼくには分かりません。



しかし、この10年間で前向きな気持ちを後押ししてくれたのは、

「なんだかんだ言って、ずっと上達し続けている」

ことなのは確かです。

嫌なことがあった日も、
自分の下手さにほとほと落ち込んだときも、

ふと何かができるようになったり、
以前より良くなっていることに気づくと、

単純単細胞に心は軽くなり、晴れやかになっている自分がいます。



6月23日・24日のワークショップでは、ホルンが大好きな皆様に、
わたしの10年間の経験を凝縮した時間を共有することで、
これから長く上達しつづけるための手ごたえを得てもらえればと思います。

前回2月に開催したときは、すぐ埋まりました。

ですので、どうぞお早めにお申し込みくださいね(*^^*)



【もっとうまくなりたいホルン吹きのためのセミナー】

日程:2018年 6月23日(土) 13:00 〜 17:30
   2018年 6月24日(日) 10:00 〜 16:00
場所:BODYCHANCE東京新宿スタジオ
講師:バジル・クリッツァー
詳細はこちら





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