いま、生きているということを意識的な出発点に

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来年1月に、愛知県西尾市と名古屋市で講座を担当することになっていますが、その参加者の方々にお送りしたメッセージを、ここに転載します。







【いま、生きているということを意識的な出発点に】

突然ですが、わたしは飛行機が苦手です。
でも、旅仕事は好きで、空港や飛行機移動というイベントそのものは好きです。

….これってなんかに似てる….

そう、「人前での演奏」です。

わたしは音楽が大好きです。
でも、人前での演奏はめっちゃ緊張するし怖いです!

ただ、飛行機が苦手でも、遠くに仕事や旅行をする機会があるのなら喜んで飛行機予約します。
そして、本番が怖くて仕方がなくても、もし演奏したい曲を演奏する機会や、共演したい団体からの依頼があればテンションMAXで引き受けてすぐさま準備に取り掛かります

飛行機に乗るとき、毎回緊張するし怖いしで、機内では毎度毎度何かと向き合って過ごしています(苦笑)
でもそのおかげで、機内では何かいつも新発見をしたりアイデアを見つけたりしています。

先日、東京〜函館を飛行機移動していたとき、
エンジン音のちょっとした変化などを一々察知して、「これでエンジンが止まって真っ逆さまなんじゃねーか」なんて想像してブルッと震えていました。

でも、その数秒間、当然何事もなく生きているわけです。

つまり、わたしは数秒間、妄想の世界に生きて、
それでしんどくなっていたわけです。

そのときにふと思いました。
「いまこの瞬間は、生きている。それが現実であるから、何を考えるにしても選ぶにしても、その現実をとりあえず確認してからにしよう」
って。

生きていられてるって、幸運です。

そして、生きているならば、先のことは分からないし過去はもう存在しないけれど、
いま生きているっていうのは現実であり事実です。

だったら、これを基礎に置かないと、何を考えようが何をどう努力しようが、
どっかズレているかもしれない。

仕事がダメになるかも….
誰かに意地悪されるかも….
将来の家計がぐちゃぐちゃになるかも…
どうしよう、音を外したら…
下手な演奏をしたらバカにされるかも…
etc..

普段の生活でも、演奏の場面でも、
「いま生きている」ことから離れて先の心配や不安を生きてしまいがちですよね。

みなさんぜひ、

・仕事で何かが気になっているとき
・人間関係に試練があるとき
・楽器や歌の練習を始めるとき、そしてその最中
・本番の舞台袖、そして舞台のうえで

「うん、いま生きている。なんて幸運だろう。じゃあ、生きているという幸運を踏まえて、次なにしようかな?何をしたいかな?」

という自分との会話を数回してみてください。

ぼくはこれを始めたこの数日で、ずいぶん情緒が安定しました。
ホルンの練習もはかどっています。

ではでは、長くなりましが、
講座でお会い出来ることを楽しみにしております。

Basil Kritzer




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