はじめて、演奏に感動したときのこと

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わたしはときどき、初めてホルンのソロ曲集のCDを買ったときのことを思い出します。

中学生のときでした。

「ホルン奏者」と呼ばれるひとたちは、どうも自分もやっているこの楽器ですっごいことができるみたい…。

先輩たちから聞いた話などから興味を持ち、
なんとなくクラシックのCDを買うこと自体にもワクワクして、
地元の楽器屋さんに行ってソロCDを買いました。

ジャケットにはピカピカのホルンの写真。
裏面には、音楽の教科書で聞いたことがある気がする作曲家たちの名前。

…なんか….すごそう….!

そして実際に聴いてみると….

学校吹奏楽レベルのホルン演奏しか知らなかった私には、
そのCDに納められた音は、もう天上の饗宴のような音に聴こえました。

驚き、
興奮、
ワクワク、
ショック、
清められたような気持ち、

いろんな言葉にならない気持ちが駆け抜けました。

いまでも、そのときのことをふと思い出すと、
何か自分の原点に戻るのでしょうか、不思議な安心感とともにスッと一本軸が通るような感じがします。

こういう原点を再発見し、
理解して意識化し、
上達への原動力として、
大人として自己実現する。

アレクサンダー・テクニークでやっていることの本質のある一面は、
そういうようなことだと思います。

Basil Kritzer

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