納得のいく解が得られた時の爽快さ! 

きょうは、先日わたくしの「管楽器奏者のためのアレクサンダー・テクニーク体験セミナー」にご参加下さったアマチュア・ホルン奏者の青山典裕さんのレポートをご紹介します。


1:今回はこのセミナーに参加して、どのような変化や発見を、あなたは体験しましたか?どんなことがこれからの自分に役立ちそうですか?




アレクサンダーテクニークは、2年前に無料体験レッスンを2回(楽器なしと楽器あり)受けさせていただいて以来でしたが、その間に自分でレッスンの内容を思い出したり、日常の様々な場面や状況に応用して考えてみるなどしていました。

そこまででもある程度の効果を得ることはできていましたが、今回あらためてセミナーに参加したことで、自身の考え方のはっきりしていなかった部分や疑問の在処が明確になり、かつ、適切な解法へと導いていただけたことが、大きな成果となりました。

特に、股関節と骨盤の位置を再確認するプロセスは、これまでに接してきたとりわけアレクサンダー・テクニークの書籍やウェブの 情報の中でも言及されてはいましたが、セミナーでの中心議題として取り上げられ、参加者全員の共有事項として学ぶことによって、(自身で体験する)+(他 の方の体験を外部から観察し、さらに自身の認識を確かなものとする)という足し算が、とても強力で大きな解を参加者各位の内に出現させたのではないかと思 われます。

今後は、再び日常の各シーンにとりわけアレクサンダー・テクニークを当てはめて考える行動に戻りますが、セミナーでの体験を中軸として、こんな時とりわけ アレクサンダー・テクニークではどのように導いていくだろうかという意識が機能するようになり、以前よりもはるかに素早い最適化が可能となるのではないで しょうか。そのことを折に触れて想像するだけでも、楽しくて仕方がありません。



2:これまで受けて来たレッスンやセミナーと比べて、どういうちがいがありましたか?このセミナーで特にあなたにとって印象的であったり改善につながったりそうなことは何ですか?


とりわけアレクサンダー・テクニークのレッスンは、最初は曖昧なイメージの構築から入門していき、次第に具体的な事例へと進んでいくものだと思われます が、私は前述の通り、約2年の間を置いたことでイメージ→具体例への発展が効果的に行えました。ただし、これはレッスンとレッスンの間を大きく開けること がよいというのではなく、1回のレッスンで知ったことや気付いたことがあったら、必ず実践(日常への適用)を行ってから再びレッスンを受けた方が、着実に とりわけアレクサンダー・テクニークを自身の経験として体得できる、ということです。

思考と実践を伴わず、ただ通うだけ・頼るだけで上達することはほぼあり得ないのは音楽、楽器でも同じですが、とりわけアレクサンダー・テクニークでは、自 分自身で気付く→考える→また気付く、というアクションを起こさないことには、いつまでも初期状態のままで、アレクサンダー・テクニークの面白さや奥深さ (または単純明快さ)を知ることができません。

それだけに、レッスンで自身の考えや疑問に納得のいく解が得られた時の爽快さは何物にも代えがたく、その循環が楽しくなってくると、定期的にレッスンを受けることにも大きな意味が生まれてきます。

今回のセミナーでは、繰り返し習うことの大切さがよく分かりました。
私は現在、次回のレッスンを受ける時期はいつ頃になるだろうかと考えているところです。


3:あなたにとってこのセミナーの何が良かったですか?

2年前はマンツーマンで、今回は多人数でのワークショップという形式でしたが、自身の勉強のために、他の方の受講される様子を見てもよい、というのはとても良い仕組みであると感じられました。

それは同時に、自身が他の方に見られるということでもありますが、私は見られることは何も気にしませんし、むしろ、他の方が何らかのヒントを手に入れることにつながるのであれば、見られることにも意義とメリットがあるものと考えています。

他方、マンツーマンでじっくり対話を進めていくことにも大きな魅力が感じられます。

アレクサンダー・テクニークを学んでいく過程では、マンツーマンとワークショップの両方をバランスよく採り入れていくことがよいのではないかと思われます。


4:ひとにすすめるとしたら、どんな人にどんなところを勧めたいですか?どんなメッセージを送ってあげたいですか?

アレクサンダー・テクニークを人に勧めるとしたら、ただ興味がある、というだけではなく、やはりその人自身に十分な思考力や判断力(自分の目的を達成するために、何に注目するのか、何を知らなければならないか)が備わっている必要があると思います。

前記に関連しますが、自ら考えを起こす経験に乏しい人には、アレクサンダー・テクニークは明らかな効果を及ぼすことができず、それどころか、「アレクサン ダー・テクニークはよく分からない、うさんくさいシロモノだ」という見当違いの批判を生み出すことにもなるでしょう。別の例えをするなら、無我夢中な興奮 で闇雲に助けを求めている人にもまた、アレクサンダー・テクニークは相性が悪いと言わざるをえません。そのような状態にある人は「自分の思っていたものと 違う」ということに非常な嫌気を覚えるもので、アレクサンダー・テクニークが指し示した適切な解法を理解することを頑なに拒むでしょう。これではその人も アレクサンダー・テクニークも不幸となるばかりです。

このように書くと、「十分にものを考えることができる人は、アレクサンダー・テクニークに頼らずとも自ら正解を導き出すことができるのではないか?」という疑いも生まれそうですが、それについてははっきり否、ということができるでしょう。

なぜなら、アレクサンダー・テクニークのノウハウの中心には、人体構造に関する揺るぎようのない科学的根拠が認められ、それを理解し体得するにはアレクサンダー・テクニーク教師による指導・コーチングが必要ですし、また、アレクサンダー・テクニークのノウハウは、すでに細部までよく整理されているので、わざわざそれらを拒否し迂回してまで答えを求める理由がないからです。

アレクサンダー・テクニークとは、創始者のF.M.アレクサンダーが理論を構築した経緯そのままに、人体に発生する様々な不具合やロスを解消することから 端を発し、より良い状態へ進むための「考え方・とらえ方・受け止め方」を体系化したものであると言えますから、自ら活発に思考し、目的を達成するためのポ イントはどこにあるのか模索する、「自分は何処を見ていないのか、何を知らないのか」という疑問を持つ人にこそ、アレクサンダー・テクニークを推薦いたします。




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