演奏プランの中身と作り方と使い方

先週末から、練習するとき、

① 前日に「こういうことをこういう順番に考えながら吹くことが、いま自分に分かるベストの内容・オーダー」考え書き出して、

② それを譜面台の上に置き、

③ 一音階またはワンフレーズまたは一楽章ごとに声に出してから

④ 吹く

のを試してます。

いちいち、その中身とオーダーを、ちゃんと声に出して考えてから吹くんです。

意識するつもりだったことでも抜けることは多いし、意識していたはずが振り替えると実は忘れていたり、って多いですよね。

声に出して読み上げることをこまめに挟むと、意識の質がとてもよくなるのが分かりました。

で、練習が終わってから振り返って、プランを微修正したり、切り貼りしたりまとめたり詳細にしたりする。

そして翌日はその改訂版のプランに従ってやる。

この試行錯誤のプロセスをしっかりやります。

このプロセス4日目のきょうの練習を終えて、明日やってみるぼくも「意識の中身とオーダー」は次のようになります。

長いんだけれど、6〜7回読み上げているだけでもかなりさらさらっと言えるようになってくるもんです。

【2014.7.17に使ってみる演奏プラン】

① 頭が動いて自分全体がついてきて、そうすることで

② 聴衆全体を自分と共に在ることに招きつつ、自分は聴衆と共に在り、そうすることで

③ 聴衆と共に自分はステージ上で動き、そうすることで

④ 自分は聴衆全体と空間全体を全感覚で気付き、聴衆はわたし全体を全感覚で気付き、空間全体がわたし全体と聴衆全体をそこに含んでいて、そうすることで

⑤ 必要な接触をマウスピースと自分の振動するメカニズムの間に創り出し(構えるということ)、そうすることで

⑥ 息を骨盤底から能動的に上方向に動かして、硬口蓋まで当てて口腔内で息の流れをスピンさせ、その間、軟口蓋は柔軟に反応することができ、そうすることで

⑦ 自分の振動メカニズム(唇、アンブシュアなど)とアーティキュレーションのメカニズム(舌など)はマウスピースの方向に動くことができて(口を引っ張る癖の予防)、そうすることで

⑧ 空間と空気を振動で動かし(音を鳴らすこと)、そうすることで

⑨ 練習 or 演奏する

この最後の⑨のところも、ウォーミングアップなのか基礎練習なのか曲をさらうのか演奏するのかで中身が変わります。

⑨ の候補

A:聴衆全体を自分の音、音域、響きの探求にお招きする(基礎練習/技術的探求)

B:聴衆全体を、曲が自分の存在によって探られ生み出されていく過程にお招きする(曲をさらう)

C:聴衆全体をこの曲が創り出す『〜な』(形容詞)空間、時間、物語にお招きする(演奏する)

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